LABプロファイル®の活用事例

LABプロファイル®がどのように実用化されてきたか、一例ご紹介いたします。

マーケティング・リサーチ

さまざまな市場ごとにコンテクスト(背景・文脈)とパターンが異なるため、競合する商品やサービスを求める顧客の無意識に潜む購買意欲を把握しようと、実験的にいくつかのメソッドが開発されてきました。この分野でのLABプロファイル®は、テレビや新聞を含む一般大衆向けに大量の情報を伝達する”集団コミュニケーション戦略”を練るために使われています。

コーチング

LABプロファイル®を使ったカンバセーショナル・コーチングというメソッドをシェリーが開発しました。コーチは通常の会話を通してクライアントの現在の状態と望ましい状態のLABプロファイル®・パターンを引き出します。そしてクライアントが望ましい状態を体験することで自分なりのソリューションを作り出せるように、影響言語をオーバーラップさせていきます。

行動変化のためのトレーニング

LABプロファイル®を使うことにより、どんなターゲット・グループにも望ましい行動変化が起こせるようなアクティビティの選択を可能にします。まずはグループのモチベーション・パターンを解読し、その特定のアクティビティに対応するLABプロファイル®・パターンを理解することが第1歩となります。

人材管理

管理クラスにLABプロファイル®・パターンを識別するスキルを教えることによって各チームメンバーの長所を把握し、それぞれに適した最も得意とする仕事を割り振ることで仕事の達成を可能とします。

リクルート(雇用)

募集したい職務と企業文化のLABプロファイリングを行なうことで、最適な人材には抵抗しがたい、でも不適格な人材にはアピールしない募集広告を作成することができます。さらに、最終選考に残った候補者の中から、最も適した人材を選抜することが可能となります。

(注:LABプロファイル®は、その人のスキルや知識、態度を測るものではありません。その仕事と環境に適したモチベーションの特徴や内部プロセスを持っているか、言い換えれば“フィットする”かどうかを知ることができます。)

スキルのトレーニング

LABプロファイル®を習得すれば、次の分野できめ細かな能力の発達が可能となります。
[影響を与えて説得する、交渉・折衝、リーダーシップ、衝突回避、セールスとカスタマー・サービス]

コンサルティングと問題解決

どんなコミュニケーション上のトラブルでも診断して解決策を作り出すことのできる、とても使いやすいLABプロファイル®・メソッドを考案しました。ビジネス界のリーダーやコンサルタントの間で大人気です。

組織変化

LABプロファイル®という観点から組織の現在の体質と望ましい体質を診断して、継続可能な最大の成果を得るために必要とされる組織体質への最適な変化を判断することができます。

チーム作り

チーム全体のLABプロファイリングを行うと、そのチーム内の命令系統における長所と弱点がわかります。チーム内部、および他のチームとのコミュニケーション・パターンを理解すると同時に、チームに加えるべき新たな人材に必要なパターンも判断することができます。

指導と学習

個人または集団での学習を促進するか、阻害するか、その大きな要因となる教師と生徒両者のLABプロファイル®・パターンを迅速に識別できます。指導/学習方法にわずかな調整を加えることで、どのような問題も解決することができます。私自身、National Indian Education Conference[カナダ原住民教育学会]でワークショップ(カナダ原住民居住区で教える教師を対象とした)を開催し、このメソッドを使って生徒の中退を防ぐ方法を教えました。

モデリング

LABプロファイル®のパターンは、あらゆる戦略やスキルの解読に使うことができます。単に、相手の行動(内面的な行動と外部に現れる行動)を識別すればいいのです。このメソッドはモデリングにおいて必須であり、モデリング プロジェクトに参加している学生を指導する上での基礎部分となります。

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